冷凍していいものとしてはいけないもの


よく「冷凍できますか?」と聞かれます。
基本的にはほとんどは冷凍できますが

ここで少し整理したいと思います。
野菜は基本的には冷凍できますが、
細胞壁が壊れるためベチャッとした感じになります。
しかし炒め物や煮物にするには、それさえ気にしなければ
問題はないです。

すこしでも食感を残すためには、冷凍する時には
いつもより固めに湯がいてから冷凍して下さい。
そして冷凍をする前になるべく水分を取ってから
冷凍にします。それと調理に使う時には解凍してからではなく、
冷凍のまま調理してください。
その方が水分が保持され美味しく調理できます。

他の食品では冷凍に向いていないものもあります。

【卵】
卵はどうしても冷凍には向いていません。
冷凍して解凍するとぼそぼそのパサパサになります。



【豆腐】
これも水分が抜けてしまってパサパサになり向いていません。


【トマト・フルーツ】
冷凍解凍するとべちゃべちゃになります。

【蒟蒻】
蒟蒻は冷凍解凍すると中の水分が抜けますが、
この食品だけは水分が抜けて逆に食感が良くなり
コリコリした面白い食感になります。
その食感を生かしてお肉の代わりといった使い方もできます。

   【たけのこ】
   そのまま冷凍するとスカスカになります。
   たけのこを美味しく冷凍するには薄く切って
   水や出汁に浸して冷凍すると解凍後も
   美味しくいただけます


【じゃがいも】
これも生のままでは冷凍にむいていません。




【にんにく】
にんにくは剥いて一粒ずつにして冷凍しておくと便利です。


【魚】
魚は冷凍できますが、そのままではやはり
多少水分が抜けます。
しかし煮魚にして煮汁ごと冷凍すれば解凍後も
美味しくいただけます。解凍は前日から冷蔵庫で解凍するとドリップが少なくなり、少しでもよい状態で解凍できます。


【肉】
お肉も冷凍できますが、なるべく空気を抜きましょう。
空気が入ったままで冷凍すると「冷凍焼け」をおこし
お肉の鮮度がいちじるしく損ないます。

冷凍し解凍すると食品の細胞膜が壊れて水分が出てしまいます。
その性質を生かす調理法があります。
冷凍して細胞膜が壊れた野菜は味が染み込みやすくなります。
漬物などいいですね。
塩がなくてもしんなりさせる事ができるので
塩分がひかえられます。

トマトやフルーツはベチャベチャになると書きましたが、
ジャムにするときやソースにする時には便利です。
余計な水分が抜けているので煮詰める時間が短縮されます。

煮物は基本的に冷凍しても大丈夫です。
逆にあまり染み込んでいない煮物を冷凍・解凍すると
味が染みます。

スーパーなどで安く売っていて、
野菜をたくさん買ったことはないですか?
使いきれずに残った野菜を腐らせてしまったことも・・
とりあえず、腐る前に湯がいて冷凍しておきましょう!
あ、刻みネギはそのまま冷凍で。。

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