今日は秋・旬をお休みして関東煮です。
最近、朝晩冷えてくるようになり、これから美味しい
料理ですね。
おでんを関東煮(かんとうだきと読みます)という言い方は
実は関西での呼び方です。
昆布出汁で具材を温めて味噌をつけて食べる味噌お田楽
と区別するためにそう名付けたそうです。
関東から来た食べ方ということで「関東煮」とついた説
と中国の人が鍋でごっちゃ煮していたのを「広東煮」
と呼んでいてそれが関東煮となった説があります。
関東でのおでんは醤油辛く、大阪の関東煮は薄口醤油を
使い薄めの甘め。
関東では具は、はんぺん・ちくわぶを使いますが関西では
なじみが薄いようですね。関西の人!ちくわぶ知っていますか?
小麦粉の練ったものを茹でたものです。私は全然好きです!
逆に関東でなじみがないのは、鯨のさえずり・コロ
ですよね。
関東煮は全国にあります。
それぞれ地元の特色が出ていたりまします。
例えば北海道や東北では生姜が入った甘い味噌をかけたり
石川県ではいしる醤油を使ったり、静岡は鶏ガラや豚のモツで
出汁をとったり色々です。
以前、名古屋でおでんを食べたのですが、八丁味噌を使った
甘めの出汁で煮込んでいるので具材が何と真っ黒!
少しびっくりしました。
また北海道の釧路ではトマト丸ごと1個や人参丸ごと1本とか
ダイナミックな関東煮もありました。(その店だけかも)
皆さんはどの具が好きですか?
コンビニランキングやgooランキングなど数種類の
ランキングがありますけど、どのランキングでも
1位と2位は同じなんです。
さあ何でしょう?
言っちゃいますね!
1位大根 2位玉子です!
どのランキングもですよ。堂々の上位です!
僕は玉子を少し変わった食べ方をします。
皿に出汁と玉子を取りまず、白身だけを辛子で食べます。
残った出汁に黄身と辛子を溶いてそれを少しずつ食べながら
お酒をちびちび頂きます。
これは酒飲みならハマりますよ!
友達と食べに行った時に、これを友達に勧めたら
全部飲まれて、文句を言っていると見かねた主人が
「もうそんなことで喧嘩しな!」と出汁と玉子を皿に入れてくれました。
(恥ずかしい・・・いやラッキー!)
僕の関東煮はカツオと昆布出汁で使う調味料は醤油だけです。
関東煮は食材の準備に少し手間がかかります。
大根や小芋など硬い野菜は下準備をして出汁が染みやすいように
柔らかくお湯で煮ておきます。
こんにゃくも臭みを取るために少し煮ておきます。
練り物の天ぷらや厚揚げはお湯で油抜きしておきます。
スジ肉を入れるときはあまり入れすぎると
出汁自体が牛すじの味になるので、別にお湯で煮て
柔らかくするついでに味を少し抜きます
一つ一つ下準備をするので手間はかかりますが
手間をかけた分美味しくなります。
菊菜やみつば、せりを軽く煮たのも美味しいですよね!