白甘鯛のスープ鍋

今日の料理人の家めしは「白甘鯛のスープ鍋」です。

大阪梅田の阪急百貨店の地下の食料品売り場のお魚のコーナーには
時々掘り出し物があります。

僕の言う掘り出しものとは一般の方がなかなか購入しないので安く売られているものです。
例えば、マグロのトロの部分の切れ端、高級魚の骨や頭の部分だったりします。
先日行った時には白甘鯛の頭の部分が数百円で売っていました。
甘鯛には「黄甘鯛」「赤甘鯛」「白甘鯛」とあります。
中でも白甘鯛は希少で高価な魚で1kg1万円を超えます。
これはブランド牛のヘレ肉に匹敵します。
市場にも滅多に出ることはありません。
その白甘鯛の頭が数百円だなんて、これを買わずして何を買いますか!(笑)

早速帰ってお鍋にしました。
まずよく洗って、頭を縦半分に割り、振り塩をして2時間おきます。
水気を拭き取り、薄く小麦粉を振ります。
フライパンに多めの油を熱して白ネギの青い部分と一緒に頭を入れます。
程よい焼き目がつけばOKです。
お鍋に鰹出汁を入れ、そこに頭を入れ沸騰しないように煮ます。
20分くらい煮たところで塩でスープの味を整えます。
後は、白菜やきのこ、白ネギ、豆腐を入れて最後に粗挽きの黒胡椒を振れば
出来上がりです。

甘鯛は字のごとく甘みがあり、柔らかく、ほろほろと身が取れます。
頭部の皮、頬、目の後ろの身、カマ、どれをとっても美味いです!
またそのスープときたら格別です。
お鍋の後ラーメンを入れるとまた最高!
スープを一滴も残さず完食です。

一度お試しあれ

さて、明日は何を作ろうか。

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