北海道の旭川に唯一の馬肉専門店
「馬桜(さまざくら)」があります。
旭川に行くと必ず行く所です。
以前、この店に行った次の日に乗馬に行きました。
みなさんの中には「馬を食べた後によく行くよね」
と思う方もいるかもしれませんが、
私の中では別物なんです。
それはそれ、これはこれなんです。(汗)
しかし、乗馬の主人に「大阪からですか。どこにお泊りですか?
旭川ですか。昨日は何を食べられたんですか?」
と尋ねられて、さすがに口が裂けても馬肉ですとは答えられません!
そんなことを言うと、帰れ!か、口を聞いてもらえなかったでしょう。(苦笑)
そこまでは無神経になれません。。
でも、私の中では別なんです・・。気を悪くしないでくださいね。
馬肉は一言でいうと牛肉のように乳臭くなく、あっさりしているので
牛肉よりも食べやすく豚・鳥と比べても栄養価が高いんです。
とくに馬肉のお刺身はウマい!(馬とかけています)
ここ以外笑うところないですよ〜
ここで皆さんは生食禁止では?と思ったはずです。たぶん・・。
実は馬は禁止になっていないんです。
2011年、焼肉店の提供した生レバーからO157が検出されたことが
発端で牛肉の生食の提供が禁止になりました。
牛にはO157菌がレバー内部にいるとわかる前から、カンピロバクターという食中毒菌が牛レバー内部に生息することは知られていました。
カンピロバクターは下痢や発熱が約1週間続いたりはしますが健康な人は重症化しません。しかし、子どもやお年寄りは重症化するケースも認められています。
それまでも中毒はあったんですが、そんなに騒がれることもなかったので
問題にはならなかったんでしょうね。
鳥の生肉にもカンピロバクターが確認されていて、数年前京都での
食中毒が数件発生し、生食が規制されました。
豚肉はE型肝炎ウイルスに感染することがあり、感染症状は、黄疸
・発熱・腹痛・に襲われ、劇症化すると致死率20%になります。
この間、トンテキをランチで出している店があり入ってみました。
トンテキを注文し一口食べてビックリ!まさかのミディアム〜!
店員を呼び、完全に火を通すように求めました。
すると、怪訝そうに「完全に火を通すと固くなりますがいいですか?」
とまるでこれが美味しいのにと言わんばかり。
ミスではなく故意的にミディアムにしているということです。
保健所の許可を得てお店を出してるんやから、それくらい知っとけ!!
と思います。
イジメのような焼き過ぎの固いトンテキをいただきました。
ムカつきますけど、肝炎になるよりマシです。
豚には「SPF豚」という指定された病原体を持たない豚がいますが
無菌ではないですし、また屠殺の段階で他の豚と一緒になるので
SPF豚でも生では食べれません。
馬が生で食べれる理由をまとめると
①他の動物と違い、もともと菌を保有していない。
②体温が高いので食中毒菌などの雑菌が繁殖しにくい。
③アレルギー性が非常に低い。
という事です。
ただし寄生虫は稀にいます。
寄生虫の食中毒の予防方法は「一度凍らせてから食べる」事です。
馬肉とは違いますが、昔長崎でサバ集団食中毒事件があり、その時の
保健所の見解は「生食は日本の文化なので否定できない。
ただし一度凍らすか、よく噛んで食べること」でした。
みなさん、この見解を読んで何か気づきませんか?
「よく噛んで食べること」
どういう意味かわかりますよね?
怖いですね〜(淀川長治的に)
「鮭のるいべ」という調理法があります。これは一旦凍らせて
凍っている間に切ってお造りで提供します。
これは冬に雪に埋めて冷凍保存している鮭を切って軽く火で
溶かして食べる食べ方ですが、後付けでしょうけど
寄生虫対策にもなってるんですね。
とにかく馬の刺身は旨い!
中でも生レバーは牛のように乳臭くなく牛とは違いコリコリとした歯ごたえで
牛の生レバーより美味しい!
でも希少部位ですので中々食べれません。
熊本に馬刺し専門店の「栗山屋」という店があります。
ここの馬刺しは間違いないです。
ただし、グラム1000円以上の馬刺しでないと美味しくないです。
グラム800円ではも一つです。
後は馬のハラミ。鉄板で焼いて食べました。ん〜ウマイ!
(馬とかけてます。もういいって?)
鉄板焼きのタレはここで取り寄せしてください。
ここのタレは馬肉専用に自分のところで作っています。
少し甘めのこのタレがハラミによく合っています。
山見茶屋