田楽おでん

今日の料理人の家めしは「田楽おでん」です。
寒い時期、お鍋以外で(鍋に入っていますが・・そういう意味ではございません)
体が温もるのにはいいですね。
使用した大根は「源助大根」
柔らかく、煮崩れしにくいので煮物にはもってこいの大根です。
「源助大根」は加賀太きゅうり・加賀れんこんに並ぶ代表的な加賀野菜です。
えっ?なぜ「加賀大根って名前ではないの?」と思いませんでした?(笑)
別に加賀野菜の全部にが加賀◯◯という訳ではないですし、井上源助さんが
10年かけて作った大根だからです。
厚揚げ・木綿豆腐は南禅寺で小芋は掘り立ての地元のものです。
私の持論ですが、特別なものではない限り野菜は地元の掘り立てが一番です。小芋も掘り立てとそうでないものは粘りや味に大きなさが出ます。いくらどこどこ産の野菜が美味しいと言っても、無名ですけど地元の採り立ての野菜の方が断然
美味しいです。
最近は、農協の特売所や道の駅などで採れたての野菜が売られるようになっています。あれは嬉しいですね!

【作り方】
(下ごしらえ)
・大根は皮を、むき適当な大きさに切ります。
煮崩れ防止に大根の切り口などの角を取ります(面取り)
水に米を大さじ1杯くらいと酢を一滴入れ、そこに大根を入れて下茹でます。
米と一緒に下茹でするのは次の効果があります。
大根独特の臭みや苦み、アクが取れる
柔らかくなる
色白に仕上がる
だしや味のしみこみが良くなる
小芋も同様に下茹でを行なってください。
下茹でを行なった後はきれいに洗ってください。
・厚揚げは油で一度あげているので、酸化や油臭さを取るために
沸騰したお湯にさっと通して(湯通し)ください。

鍋に水と10cm程度の昆布を入れ沸かし、昆布を取り除いて具を入れてくだ
さい。後は温もるのを待つだけです。

次は田楽味噌の作り方です。次の順番に別の鍋に入れていってください
赤味噌 120g
砂糖  30g
卵黄  1個
酒   180cc
みりん 180cc
よく混ぜて火にかけてください。
弱火にして焦げないようにへらなどで休まず混ぜながら火にかけてください。
味噌のついたへらを持ち上げ味噌が落ちなくなったら出来上がりです。
お好みで田楽味噌に一味、にんにくなど入れてもらっても結構なお味になります。

これからの寒い時期に熱い具に熱い田楽味噌をのせてハフハフホフホフ言いながら味噌おでんを口に放り込み、熱燗できゅ〜〜〜っと。
たまりません!お試しあれ。

さて、明日の晩は何を作ろうか・・。

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